就学相談会は、就学に関してどうしたらいいのか迷っている親のための相談会です。
子供に支援級・特別支援学校などを考えている場合は必ず参加しなければなりません。
でも、親の中には、
「相談会で何を聞いたらいいのか、さっぱりわからない!」
と困る人もいるのではないでしょうか?
それは子供が小学生になるというイメージがまったく予測不可能だから…ではないでしょうか?
就学相談会で「何を聞いたらいいのかわからない!」というあなたへ
についてお話します。
就学相談会の目的
- 子供の現在の状況・問題点を共有し、今後必要な育て方を考える
- 小学校に通うことへの親の不安の把握。
- これからの就学の説明
- 質疑応答
をすることにあります。
ざっくり言うと、これから小学校にあがる子供にとって何がいいかを一緒に考える場の提供です。
担当部署は就学する子供の状態を確認して「この子に最適な教育方法は何か」という判断材料を得ることができます。
親は就学相談会を通して、これからの不安を少しでも取り除くことができます。
これはメリットですよね。
その場で結論を言われてしまうことはない
就学相談会はあくまで、「相談」がメインです。
結論が出されることはありません。
決めるならさっさと言ってもらったほうが気が楽ですけどね…
就学相談会の時にある資料だけで判断してはいけないほど重要な事です。
教育委員会の判断は、紙と親や関係者からの話が材料です。
必要であれば、在籍している施設へ赴くこともあるそう。
新しい情報があればあるほど嬉しいわけです。
[char no=”4″ char=”ほしこ”]なので就学相談会では「希望叶いますか?」なんて質問は極力ならしないであげましょう。職員さん困りますw[/char]
就学相談会で質問・確認したほうがいい事
就学相談会で質問・確認したほうがいい事などを簡単にまとめました。
思いつく限りの質問をノートにメモし、整理するのがおすすめです。
学習面での事
- 子供の現在の状態を踏まえた上で普通級で6年間過ごせるかどうか?
- 1年生でどのくらいできれば普通級でも大丈夫なのか?
- 介助の先生は学習面のサポートしてくれるのか?
- 支援級の場合、通常のクラスと一緒に受けれる授業は受けてもいいのか?
- その場合、付き添いはいるのか?
ネックは「普通級の学力に我が子がついていけるのか?」にあると思います。
[char no=”4″ char=”ほしこ”]文字は書けなくても、1年生でひらがなからやるので名前が書けたらまぁよしかな。
長女が名前プラス少し書けるレベルでしたからw[/char]
学力もしかりですが、授業中の心配などもありますね。
そのあたりも踏まえて質問を考えましょう。
「この子には~なところがあるのですが学校側は対処できますか?」など具体的だとスタッフも助かると思います。
介助の先生の有無
- 介助の先生は1クラス何人か?
- マンツーマンで解除の先生はつけてもらえるのか?
- どこまで介助してくれるのか?
学校によって異なるので学区内の小学校、気になる学区外の小学校を調べて聞いてみたほうがいいでしょう。
その場でわからない場合は調べて教えてくれるのかなどもチェックです。
(スタッフの方はロボットじゃないので全小学校の取り組みを知っているわけではないです)
通常級との交流
- 通常級と給食は一緒なのか?
- 遠足・修学旅行などは参加できるのか?
- いじめ対策などはどうしているのか?
- 通常級に遊びに行く事はあるのか?
など、支援級になることで不安になるのが交友関係。
お友達との関係性が悪くならないかなどの不安があります。
小学校に入ってからの『いじめ』が怖いんですよ、どうしても集団の中に入ると目立ってしまいますから。
次女の場合の相談内容
相談した内容
- 現在の状況を確認、新しい情報があれば共有
- トイレでウンチができないことの相談・アドバイスもらう
- 学習面ではひらがなを読めるが一切書こうとしない
- 運動面・音楽・図工などでれそうな通常級の授業は出たりできるのか?
- その場合、1人で行くのか?付き添いはあるのか?
一応、学校見学の時にも聞いたことをもう一回聞きました(´ω`)
回答は似たようなものでしたが。
スタッフからの回答
- トイレは引き続き卒業へ向けて頑張ってほしいが間に合わなくても大丈夫
- ひらがなが読めるのはすごい!書くのに興味を持つまで待っても大丈夫
- 学校では支援級に在籍しながら通常級を受けている子もいる
- 普通級から国語・算数などついていけない強化の時は支援級に行く子もいる
- 支援クラスの人数によっては付き添えたり沿えなかったりするので学校に確認したほうがいい
就学相談会に出た感想
他にも、支援級はどういう事を学ぶのかについてや学校に入った際の懸念など色々教えていただきました。
どんな些細な質問でも丁寧に返してくれるいい方でした( *´艸`)
最後のスタッフさんの質問「これからの次女ちゃんにどうなってほしいですか?」
は少し考えました。
旦那さんとは何となく話し合っていたんです。
まだ具体的とかではないですが。
共通して思っていることを伝えました。
「自立した生活を送れること、社会に出ても大丈夫なようになってほしい。勉強は頑張らなくてもいい」
スタッフさんは、にっこり笑って「素敵ですね。次女ちゃん愛されてます^^」と言ってくださいました。
終わった後はすべて言いきったとスッキリした気持ちで帰りました^^
まとめ
就学相談は、親が子供の就学に関して真剣に考えるよう促す機会をもうけるためのもの。
必要であれば、アドバイスもしてくれるし、わかる範囲で小学校の取り組みを教えてくれます。
また、親が許可をすれば幼稚園・支援センター・小学校との連携を強化し、情報の共有を行います。
そのうえで子供に必要な教育などを一緒に考えてくれるのです。
私たちからきちんと考えを言わないと、相手側も子供にとって何がいいのか親はどうしたいのか判断ができません。
「さっして!!」っていうのは通用しないと思ってください。
分からなければわからないとはっきり言いましょう。アドバイスを求めることは恥ずかしい事ではありません。
子供が将来、どうなってほしいのかをしっかり夫婦で話し合って、就学相談に望みましょう。
この記事がお役に立てることを願って応援しています^^